施設の利用者、特にお年寄りやからだの不自由な人にとって、一番身近で、一番頼りにされるのが介護職員やそれを手助けする介助員の仕事です。食事や着替え、入浴、トイレなど生活に欠くことのできない身の回りのお世話をします。
もちろん、他の職員とのチームワークによって、健康への気配りや行事への参加、施設の生活環境改善のお手伝いも大切な仕事になります。
業務独占資格ではありませんが、介護の仕事をするので、国家資格である「介護福祉士」の資格を持つ人が期待されています。「介護福祉士」については、指定の養成校を卒業すると資格が取得できますが、実務経験3年以上で国家試験を受験して取得する方法もあります。
特別養護老人ホーム 老人保健施設 軽費老人ホーム
身体障害者療護施設 肢体不自由児施設 重症心身障害児施設
介護福祉士は、身体や精神の障害があることにより日常生活を営むことに支障がある人の「心身の状況に応じた」介護を行い、またその人や介護者に対して介護に関する指導を行う専門職の国家資格です。
具体的な職種としては、福祉施設では老人・身体障害者(児)関係の介護職、在宅では高齢者・障害者関係の「訪問介護員」などがあげられます。
資格をとるには、国家試験を直接受ける方法と、専門の養成施設で学び卒業する方法があります。
(2016年1月試験まで。2017年以降は新制度になります)