社会福祉法人 群馬県社会福祉協議会

コロナ禍の地域福祉活動~つながりを絶やさない!~

新型コロナウイルスに負けない!群馬県内の地域福祉活動について

 新型コロナウイルス感染症の広がりによって、地域住民等による地域福祉活動やボランティア活動は休止や延期等による活動自粛が増加しています。そのため、閉じこもりによる高齢者の虚弱化の進行、社会的孤立の深刻さ等が浮き彫りになっています。そのような状況の中、群馬県内においてもコロナ禍でもつながりを途切れさせず、新たな活動を行う団体が生まれつつあります。

 コロナ禍における地域福祉活動等を実践している団体情報を掲載しておりますので、皆様の活動にお役立てください。なお、掲載を希望される方は群馬県社会福祉協議会 地域福祉課(027-255-6111)までご連絡ください。

○前橋市 ゆるいく youtube掲載(前橋市社協管理)(R3.10.13掲載)

令和2年度にはビデオ通話アプリ「Zoom」を使用したリモートサロンを実施しました。リモートサロンはリモートサロンは感染リスクが無いというメリット以外にも、それぞれの参加者が自宅から参加できるため、マスクを外し、お互いの顔が見えた状態で会話ができる、笑顔が見えるというメリットがありました。令和3年度にはリモートサロンに参加できない人、感染対策をしたうえで直接会いたいというニーズもあり、密になりにくい屋外で「青空サロン」に取り組み始めました。担い手や参加者の検温、手指消毒、体調確認をして密を避け、開放的で楽しいサロンを実施しています。

 

○前橋市 大利根町シルバークラブ 地域の助け合い活動事例集(前橋市社協発行)(R3.10.13掲載)

老人クラブとして公民館を中心に活動していましたが、コロナ禍での地域の皆さんの健康づくりを目的として、令和2年10月から屋外での活動を開始しました。毎週月曜日に大利根中央公園に集まり、ラジオ体操とウォーキングをしています。公園内を歩く人もいれば、サイクリングロードなどのウォーキングコースを1時間以上歩く人もいて、ご自身の体力に合わせてコースを選べます。 最初は公園まで歩いてくるのが精一杯だったけれど、回を重ねるうちに公園を5周も歩けるようになった方も。思うようにおしゃべりができなくても、集まる機会があることがお互いの励みになっています。

 

○太田市 薮塚地区 大原五区(資源ゴミ回収)(R3.10.13掲載)

資源ごみ回収は月に1度、毎月第4日曜日に8時30分から、地区のボランティア、役員、当番の組長で行っています。ゴミの回収は、自治会だよりで事前にお知らせしていますが、忘れている人もいるかもしれないということで、当日の7時30分ごろにトラックで町内にお知らせして回ります。コロナ禍でもできる活動を続けることで健康維持やコミュニケーションの場、安否確認になっています。

 

 

○太田市 沢野地区(ちょっと寄り道)(R3.10.13掲載)

高林西町集会所で、平成30年10月から、毎月1回第4木曜日の午前9:30~お昼まで開催しています。コロナ禍ということもあり、密を避けるため2班に分かれて2日間で開催しています。また、感染予防対策として検温、マスク、換気を徹底しています。参加者が集まると、初めは1時間程度座ったままで出来る健康体操を行います。体操が終わり体が温まった後は、参加者同士の交流タイム!マスク越しに静かに会話を楽しみます。

 

 

○桐生市 桐生市社会福祉協議会 おしゃべりオンラインサロン(R3.10.13掲載)

コロナ禍で参集した形でのサロン・集いの場を開催できない中、住民同士のつながりを確保するために、オンライン(ZOOM)を用いて、サロンを開催しています。まずは民生委員・児童委員を対象に始めました。少しずつ広がりをもたせていく予定です。高齢者がオンラインに親しむ機会をつくり、新しい形のつながりづくりに向けた一助としたいと考えています。また、県社協のオンライン会議で出会った草津町社協職員も参加しオンラインでの交流を行っています。

 

 

○草津町 草津町社会福祉協議会 Zoomで協議体(R3.10.13掲載)

対面で集まれない中、オンラインでの開催はどうかと考え、インターネット環境の調査をしたところ、スマートフォンは9割、パソコンは6割の方が環境をお持ちでしたので、対面での交流が難しい環境の中でも、地域住民間での交流ができ、コミュニケーションの支援ができるということで、思い切って始めました。
今後は、転居されて来た方のサロンの開催を考えていますが、恥ずかしさや緊張から、交流がうまくできないと考え、まずはオンラインでの交流から始めてみる予定です。また、機材整備を行い、自宅のオンライン環境が不足している方への貸し出しと操作説明を行い、オンライン環境を身近に感じてもらいたいと考えています。
*県社協コロナ禍における新たな地域福祉推進事業助成金を活用。

 

○沼田市 沼田市社会福祉協議会 互近助守り隊 福祉ぐんま 278号掲載(R3.10.13掲載)

生活支援体制整備事業の一環で、平成29年より、互いに近くの人と助け合い活動を行う「互近助会」の活動が始まりました。令和3年度に入り、協議体でコロナ禍でもできる活動を検討し、幅広い世代に地域の繋がりや顔の見える関係を築き、生きがいや喜びを感じ、健康に過ごせる活動を行いながら、気軽に参加できる見守り活動を実施していくこととなりました。
活動の周知の1つとして、地域で共通のロゴマークを中学生に募集し、協議体で選考を行いました。毎日の散歩やジョギング、移動など日頃の生活が見守り活動になるように地域全体で活動を進めていきます。                 *県社協コロナ禍における新たな地域福祉推進事業助成金を活用。

 

 

○高崎市 上中居地区第一町内会 福祉ぐんま275号掲載(R3.2.4掲載)

感染対策を徹底(3密を避ける、料理をしない、換気、手洗い、消毒、マスク)し、交流を維持。コロナの影響を一つのきっかけに見守り活動の必要性を実感。高齢者や子どもなど町内会で多世代が関わる見守り隊を開始。子どもの安全や地域防災の活動も兼ねながら実施しています。

 

 

 

○高崎市 中尾地区ボランティアけやきの会 群馬県ボランティア活動通信(p3)掲載(R3.2.4掲載)

新型コロナウイルス感染症の影響によりサロン活動が休止となる中、参加者の健康面、精神面が不安との声が上がり、団地の児童公園での野外コンサートを計画・実施しました。開催にあたっては、感染防止のため消毒・検温・ソーシャルディスタンスを取り入れて、安心して楽しく参加できるように計画し71名の参加がありました。

 

 

○高崎市 特定非営利法人ホワイトベル 群馬県ボランティア活動通信(p3)掲載(R3.2.4掲載)

コロナ禍における学校等におけるパラリンピック体験、植栽事業を実施しています。パラリンピック体験では、子供達にマスクの着用の徹底や、体験会場には水素・オゾン発生装置の設置による感染対策を行いました。植栽事業では、寺尾小・中学校、城山小学校合同で感染対策をしながら屋外での花植えを実施しました。

 

○高崎市 精神保健福祉ボランティアやよいの会 群馬県ボランティア活動通信(p4)掲載(R3.2.4掲載)

精神障害者の当事者の集まりであり、感染対策をしながら4月から12月まで毎月1回の料理教室を開催しました。参加者全員が手を出し、口を出し、楽しみながら料理を作るとともに、参加者一人一人の顔を見ながら元気確認や困りごとの相談に応じています。

 

 

 

○桐生市 第14区 梅田町1丁目瀬々らぎサロン 福祉ぐんま275号掲載(R3.2.4掲載)

感染対策(3密を避ける・換気・マスク着用・検温・参加者の把握)を徹底しながら手芸活動を実施しており、手作りで作ったマスク、シトラスリボンは福祉従事者や医療従事者にお渡しています。

 

 

 

○太田市 にしき子ども食堂 群馬県ボランティア活動通信(p4)掲載(R3.2.4掲載)

新型コロナウイルスの影響により縮小して活動を行っています。子ども食堂については弁当(テイクアウト)に切り変えて活動し、子どもには無料で配布しています。  

*現在は行っていません。 

 

 

 

○太田市 社会貢献活動連絡会 群馬県ボランティア活動通信(p4)掲載(R3.2.4掲載)

太田市小島庁舎に隣接する「町民の森公園」に手作りのイルミネーションを飾る活動を行っています。新型コロナウイルスの影響により点灯式イベントは自粛しましたが、地域住民や足を運んでくれた方々に少しでも笑顔と元気を届けたい!という想いで作業前の検温やマスクの着用、ソーシャルディスタンスを意識しながら作業の実施、飾り付けを行いました。

 

○館林市 館林市社会福祉協議会 チラシ掲載(R3.2.4掲載)

コロナ禍において、緊急的かつ一時的な支援が必要な方へ食料品等の現物支給(生活困窮者救済事業)やひとり親家庭への食料品の無料配布を行っています。(詳細はチラシ参照)

 

 

○渋川市 渋川市社会福祉協議会 チラシ掲載(R3.2.4掲載)

渋川市社協では、「だれでも広場」運営しており2018年群馬県屋内施設の年間ランキングでも6位となっています。新型コロナウイルス感染拡大防止のため休止を余儀なくされていますが、ステイホーム応援イベントとして全国各地から集まった寄付物品を自粛生活している中学生以下の子どもとその世帯にプレゼントする企画を実施しています。

 

 

○渋川市 渋川市ボランティア連絡協議会 群馬県ボランティア活動通信(p5)掲載(R3.2.4掲載)

地域の高齢者等に配食を行っているグループが、感染リスクを抑えるために「3密」を避け、活動時間を短縮したうえで、配食から友愛訪問に切り替えるなどしています。今後も「ウィズ・コロナ」を念頭に置き、細心の注意を払いながら地域のために活動して行きたいと考えています。

 

 

○藤岡市 藤岡市ボランティア連絡協議会 群馬県ボランティア活動通信(p5)掲載(R3.2.4掲載)

ふれあい型食事サービス事業として配食サービスを実施し、調理ボランティアが手作りしたお弁当を配達ボランティアが安否確認を兼ねて独居高齢者等の手元に届けています。コロナ禍においてお弁当の代わりに市販のパン等を利用者に届ける見守り活動や、独自のガイドラインの作成、アクリルパネルの設置を通して感染症の予防に細心の注意を払い活動しています。

 

 

○藤岡市 上落合婦人の集いの会(美土里地区) 福祉ぐんま275号掲載(R3.2.4掲載)

屋外での活動に切り替え、サロンにて上落合公会堂周辺3カ所の花壇の手入れをしています。ゴミ拾いや、家庭に持ち帰る用の寄せ植えをすることも。

 

 

○神流町 神流町社会福祉協議会 チラシ掲載(R3.2.4掲載)

新型コロナウイルス感染防止のためサロンやほとんどの地域福祉活動が休止となっている中、公共交通空白地帯有償運送により高齢者等が通院や買い物などで外出するための移動支援を行っています。また、高齢者能力活用センターでは、マスクの着用や休憩時の手指消毒などを推奨しながらクラスターを出さないように会員一人ひとりが体調管理を心がけながら草刈りや除草、墓の片付けなどの依頼に対応しています。

 

中之条町 中之条町社会福祉協議会 チラシ掲載(R3.2.4掲載)

食事サービス事業は、令和2年6月以降継続して、概ね75歳以上のひとり暮らし高齢者、高齢者のみの世帯を対象に月1回、安否確認も兼ねて継続しています。コロナウイルス感染症が騒がれる以前の令和2年2月までは町の食生活改善推進員を中心に食事を作り、ボランティアが配食していたが、現在では3密を避け、業者が作った食事をボランティアが届けています。

 

 

○中之条町 和みの家(名久田地区) チラシ掲載(R3.2.4掲載)

中之条町、和みの家(名久田地区)では、感染対策(3密を避ける・マスク着用・手指消毒・体調が悪い時は参加しないなど)をして、お茶飲みやお散歩、誤嚥予防のカラオケなどの活動をしている。最高齢95歳の参加者はここでの集まりやカラオケをとても楽しみにしていると話してくれました。

 

 

○中之条町 いきいきサロン温泉の家(沢田地区) チラシ掲載(R3.2.4掲載)

中之条町沢田地区では、感染対策(3密を避ける・マスク着用・手指消毒・体調が悪い時は参加しないなど)をして、雛人形づくりを行った。声を掛け合って、来るのが難しい人を迎えに行くなどの場面もありました。

 

 

○片品村 片品村社会福祉協議会 チラシ掲載(R3.2.4掲載)

片品村社協では令和2年6月から、24時間テレビチャリティ委員会の寄贈により移動販売車を導入し、地元スーパーの協力で村内の移動販売を開始しました。地元スーパーの好意で店頭と同じ値段で購入でき、利用者の皆さんは「毎週来るのが楽しみ♪」と、とても喜んでいます。現在コロナ禍で村内のサロン活動のほとんどが中止となっていますが、移動販売がくるまでの待ち時間が交流の場としてサロン化し、もう一つの大切な交流の場となってます。

 

 

○昭和村 昭和村ボランティア協議会  群馬県ボランティア活動通信(p6)掲載(R3.2.4掲載)

配食サービス事業(年10回、おせち1回)、環境整備(ゴミ拾い、花壇整備)、昭和村マラソン大会ボランティア、高齢者ふれあい交流会昼食づくり、福祉バザー、友愛訪問を実施しています。配食サービス事業では、マスクの着用・検温・手洗い・アルコール消毒の徹底、調理室の換気、終了後のお茶飲みの省略等の対策を行いながら実施しています。

 

 

○玉村町 玉村町ボランティア連絡協議会 群馬県ボランティア活動通信(p7)掲載(R3.2.4掲載)

コロナ禍においても、地域のつながりを途切れさせることのないよう訪問活動を行う地区があり、ボランティアがメッセージカードやマスクを手づくりしたり、お花やお菓子にメッセージを添えてお届けしました。   また小学生が書いた手紙をボランティアがひとり暮らし高齢者へ配達する地域もあり新たなコラボ活動も生まれました。

 

 

○玉村町 点字サークルひまわり 群馬県ボランティア活動通信(p7)掲載(R3.2.4掲載)

新型コロナ対策(気候の良いときは屋外で、室内ではパーテーションの設置・換気・席を話す等)をしながら月2回の作業やミーティングを継続しています。また、玉村町障害者福祉センターの事業(町広報や新聞記事の点訳、点字カレンダーづくり)をボランティアとして支援しています。
町内の小学校では長年にわたり点字教室のボランティア講師として福祉体験授業に携わり、マスク・手袋の着用、消毒等の対策を行いながら活動を行っています。

 

○玉村町 施設ボランティア 紙ふうせん 群馬県ボランティア活動通信(p7)掲載(R3.2.4掲載)

町内小学校で、町社協と共に福祉体験授業(車いす体験・アイマスク体験)を行っています。新型コロナ対策として、マスク・手指消毒と手袋・会場の換気はもちろんのこと車いすや使用した道具の消毒、アイマスクの貸出をやめ児童個人で目を覆うものを用意する、体験内容の短縮・変更で児童との接触を最低限に抑える等対策をしています。

 

 

○明和町 明和町社会福祉協議会・明和町ボランティア連絡協議会 チラシ掲載(R3.2.4掲載)

令和3年3月11日(木)に明和町老人センターグランドにて炊き出し訓練を実施しました。当日は80名程の参加を得て、「ハイゼックス炊飯体験」※と「防災講話」で被災地に派遣された職員から体験談をとおして、住民の防災意識を高めました。コロナ禍での開催ということで、事前に当日の検温及び手指消毒、マスク着用を呼び掛け、当日はイベント会場をわけたり、会食はせず、炊き出ししたご飯は持ち帰りといったスタイルをとりました。